お墓の修繕工事


目次
経年劣化によるズレ
建立から35年の年月が過ぎると剥がれやズレが生じます。
この年代に造られたお墓の施工方法として多く見られたのが石材を接着するのにセメントが使用されておりました。
メジもモルタルで仕上げてあります。
このような墓石の修繕をするのには石材部材を一度外してセメントを斫りきれいにしてから石材用のコーキングボンドで再接着いたします。
接着不良個所の取り外し
モルタル接着の分部を取り外して石と石の接着にはコーキングボンドを使いその他の個所はセメントに特殊な接着材が混和されたテラタイトで再接着します。
石材用コーキングボンド接着
写真のようにコーキングボンドで接着して組み上げて行きます。
メジ仕上げ
外柵・石塔の接着後にマスキングテープを貼りメジ仕上げに入ります。
接着面に水が入らないように丁寧にメジ施工をいたします。
修繕完了
全ての接着・メジ作業が完了いたしました。
最後に新しい化粧砂利を敷き文字に白色を入れ修繕工事が完了いたしました。
最近は墓じまいの依頼も増えましたがお墓の必要性は重要な物と考えられます。
継承者がいない場合は墓じまいの選択をされるのも仕方のない事ですが次の世代に迷惑を掛けたくないと言う理由で解体してしまうのは残念な思いがあります。
お盆やお彼岸にお墓参りをしてご先祖様に手を合わせることを継承してまいりたいと思います。
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